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上田創造館の科学教室が開催される

2009年9月12日

 上田創造館(財団法人上田市地域振興事業団)では、年間を通じて、色々な世代を対象とした科学教室が開催されています。今回、菅平高原実験センターは、同館の依頼を受けて、「サンデー・サイエンス」と「大人の科学体験クラブ」を担当しました。

 科学技術振興財団(JST)「未来の科学者養成講座」の委託事業である、生物学類主催の「BSリーグ−めざそう 未来の生物学者!」の生徒で、「つくば生物研究コンテスト」の金賞受賞者である湊廣輝君(上田市立菅平中学校3年)の研究材料は「クマムシ」という動物です。湊君の金賞受賞、また母袋創一上田市長への表敬訪問のニュースは長野県、上田市の紙面で多く紹介され、「どのような動物なの?」とクマムシに興味をもたれた市民の方々は少なくないようです。このようなことから、「サンデー・サイエンス」、「大人の科学体験クラブ」の今回のテーマは、「クマムシを見よう!−クマムシとはどんな動物?」です。

 まず、湊君が金賞に輝いた研究発表を行いました。クマムシの不思議を知り、多くの質問が出ました。その後、25名の参加者は、いよいよコケの中からのクマムシ探しです。クマムシは0.5mmほどの小さな動物なのでたいへんですが、センターの教員、TAの助けで、参加者全員、クマムシを観察することができました。短い脚で歩くクマムシのユーモラスな姿に感動です。最後に、走査型電子顕微鏡で、クマムシを観察しました。ほとんどの方は初めての電子顕微鏡体験、脚の先にある爪もはっきり観察できることにビックリされ、顕微鏡写真をたくさんもって帰られました。きっと、参加者全員にとって、休日の楽しい科学体験であったと思います。

 今後とも、菅平高原実験センターは可能な限り地域のニーズに応え続けます。


研究発表
湊廣輝君の研究発表

クマムシ探し
クマムシ探し

電子顕微鏡
走査型顕微鏡でのクマムシの観察

クマムシ
走査型電子顕微鏡で観察したクマムシの姿


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