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JST委託事業「BSリーグ」の第2回野外実習が開催される

2009年8月16日〜19日

 科学技術振興機構(JST)「未来の科学者養成講座」の委託事業として採択された「BSリーグ めざそう未来の生物学者!」(筑波大学生物学類主催)の、第二期生第2回ジェネラルフィールド実習および第一期生第2回アドバンストフィールド実習が2009年8月16〜19日に菅平高原実験センターで開催されました。関東甲信越地方を中心に西は神戸市からの29名の小中学生が参加しました。

 ジェネラルフィールド実習は、今春、BSリーグに選考されたBS3リーグ生を対象としたものです。児童・生徒は、植生遷移などの自然観察、昆虫採集、昆虫標本作製、キノコ観察、採集、バードウォッチングなどをテーマに、目を輝かせて嬉々として実習に取り組んでいました。最終日に、「まだ、帰りたくない!」と皆が言っていたほど、楽しく充実した3日間でした。

 アドバンストフィールド実習は、今春、BS3リーグから選考の上昇格したBS2リーグ生を対象とした、一歩進んだ実験を主体にしたプログラムです。テーマは、ショウジョウバエを材料とした準薄切片作製、観察、走査型電子顕微鏡資料作製、観察、透過型電子顕微鏡観察と、オワンクラゲで有名なGFPタンパク質遺伝子の大腸菌への組換え実験です。かなり高度なテーマでしたが、小学生、中学生はしっかりと実験の意味を理解し、実習に取り組んでいました。各テーマで、像が見えたり結果が出たりするたびに、感嘆の声を上げていました。

 夜の時間はBS3、2リーグ合同での各自の研究発表会で、お互いの研究を議論しあいました。今後も筑波大学生物学類及び菅平高原実験センターは、生物学を目指す高いポテンシャルをもつ児童・生徒を支援する活動をさらに推進していきます。


大明神の滝
ジェネラルフィールド実習:
大明神の滝前での記念撮影

昆虫採集
ジェネラルフィールド実習:
昆虫採集

電子顕微鏡
アドバンストフィールド実習:
透過型電子顕微鏡観察用の超薄切片作製

遺伝子組み換え
アドバンストフィールド実習:
遺伝子組換え実験の結果考察

BSリーグ(Biological Science League)−めざそう 未来の生物学者!−へのリンク
http://mirai.biol.tsukuba.ac.jp/

独立行政法人科学技術振興機構(JST)へのリンク
http://www.jst.go.jp/

未来の科学者養成講座へのリンク
http://www.jst.go.jp/pr/info/info519/index.html


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