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2011年度高校生対象公開講座を開催

2011年8月1-4日

筑波大学菅平高原実験センターにて、毎年恒例となっている「高校生対象公開講座」を8月1日〜4日、3泊4日の日程で開催しました。全国各地から20名の生物好きの高校生が集まり、涼しい菅平高原で熱心に自然について学びました。

 本講座のテーマは、「高原の自然観察―生物どうしのかかわりあい―」です。開催期間中は例年に比べ少し肌寒い気候でしたが、敷地内にある草原・森林・樹木園をフィールドとして様々な実習を行いました。森林と草原の土壌を採取し、遷移段階で異なる草原と森林という二つの生態系の土壌微生物を観察しました。草原では植物群落がどんな種類で構成されているか、又その種類は一定面積の中にどのくらいの量があるのかを調べ、樹木園では採集したキノコの観察をしたりと、参加者たちは野外と実験室を行き来しながらたくさんの課題に取り組みました。また、走査型電子顕微鏡で微小な動物を観察するなど、普段はなかなかできない体験をすることができました。

最初は皆、緊張している面持ちでしたが、すぐに打ちとけあい、グループ内で協力して積極的に実習に取り組んでいました。参加者たちは初めて出会う生き物に夢中な様子で、疑問に感じたことを講師や大学院生に盛んに質問していました。受講後の参加者からは、「自然についての見方が変わった」、「さらに生き物への興味が湧いた」など、うれしい感想がたくさん寄せられました。


沼田センター長の挨拶から始まりました


アカマツ林の観察道を通り大明神の滝まで行きました


草原での集合写真


実体顕微鏡を使って土壌動物を観察しました


シャーマントラップを使用し捕獲したアカネズミ


樹木園からの来客・ヒキガエル




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