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 コラム 

No.2: マレーシアに恋をして(3) 〜マレーシアの生物たち part3〜

トゲグモ1    これでも造網性のクモです。トゲグモの仲間だといいます。長い突起に、カニの甲羅のように硬化した腹部背板がとても印象的でかわいい。女の子です。ゴンバッグの、茂みの中でみつけました。
トゲグモ2    トゲグモの一種。日本の種に比べれば立派な角をお持ちですが、マレーシアでは上には上がいるようです。黄色い下地に黒い点がだんだん間の抜けたかわいらしい顔に見えてくるから不思議。
ジョロウグモ    キャメロンハイランドで見つけた、巨大なジョロウグモの仲間です。脚を広げると、手のひらくらいの大きさがあったかも知れません。写真は、赤と黄と黒のカッコいいカラーリングに、クモ好きのT君がすっかり一目ぼれで夢中になっている様子です。
コウガイビル    横縞模様のコウガイビル。黒と黄色の縞々はまるで遮断機のバーようです。人目を気にすることなく倒木の上をゆらゆらとゆっくり這っていく様子が非常に印象的でした。可愛い・・・連れて帰りたい・・・。
サル    林沿いの道に現れたサル。果物をくわえています。このあと、スルスルと電柱を登り、電線の上を器用に歩いていきました。ガイドのヤップ氏によると、クアラルンプール郊外の山にはこのサルを含めて3種類もいるそうです。
葉    ハート形をした葉。お面にできるくらいの大きさです。葉脈を見ると、主脈から互い違いに出ている側脈が、先分かれしたそれぞれの先端に向かって伸びています。
果実    公園内に落ちていた実。だいぶ風化して、固い部分しか残っていなかったのですが、機械の部品のような不思議な形が印象に残りました。
オジギソウ    オジギソウ。刺激を受けた時や、夜になると葉が閉じます(写真中央やや左下の葉が閉じています)。日本でも鉢植えのもので触って遊んだことがあったのですが、こちらでは林が開けた川岸の草地に広く群生していて、歩くそばから葉が閉じて垂れ下がっていました。ピンク色のかわいらしい花があちこちで咲いていました。

MF:福井眞生子(菅平高原実験センター)、YM:真下雄太(菅平高原実験センター)、TU:内舩俊樹(横須賀市立自然・人文博物館)



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