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SGH夏季フィールドワークを開催

2015年8月3日




  8月3日(月)、長野県立上田高等学校の生徒40名を受入れて、町田龍一郎教授によるミニ講義と構内での自然観察を行ない ました。今年度、上田高校が文部科学省スーパー・グローバル・ハイスクール(SGH)に指定され、当センターは上田高校の連携機関として 生徒を受入れました。
  高校生たちは、まず当センターと菅平高原について、30分程度の簡単な講義を受けました。本センターが充実した設備を持つ 山岳地の研究教育施設であること、高原の環境を活かした様々な実習や研究が行われていることなどの説明を受けました。続いて菅平高原の 自然環境の特徴として気温の低さや「北方系の遺存種」が多いこと、そして植生遷移の流れなども学びました。
  その後、町田教授と佐藤美幸技術職員の案内で2時間程構内の自然観察を行いました。草原からアカマツ林、ミズナラ林へと植生の遷移が 進む様子などの解説を受けながら、大明神の滝までの観察道を歩きました。ツキヌキソウやクロビイタヤなどの遺存種を実際に見て・触れて 観察し、特異的な分布が氷河期・間氷期を経て成立したとの説明を受けました。また、沢沿いの道では、樹木の幹についた熊の爪跡や、 ササの花などを観察しました。写真を撮ったり植物や昆虫の名前をメモしたりと、熱心に話を聞く生徒も見られました。
  今後も、センターは国際的に活躍できる高校生の育成プログラムに積極的に関わっていきます。

<お願い>大明神の滝とその周辺では自然が良好に保たれており、そこで様々な研究・調査 が継続されています。貴重な自然と継続調査地を将来にわたって保全する必要があります。 また、周囲に危険箇所があるために状況に応じた注意を要します。そのため大明神の滝は、 センターが開催する公開日などを除いて原則非公開となっています。なにとぞご了承くださ い。


沢沿いの観察道での散策


溶岩流のフロントにできた大明神の滝を観察


集合写真


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