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第48回日本節足動物発生学会にて、関谷薫研究員が安藤裕賞(若手奨励賞)を受賞

2012年7月10日

 本センター 町田龍一郎教授研究室所属の関谷薫博士特別研究員は、「コムシ目昆虫の比較発生学的研究」が若手研究者の模範となる優秀な研究業績 と認められ、第48回日本節足動物発生学会において、第1回日本節足動物発生学会奨励賞「安藤裕賞」を授与されました。コムシ目は翅を獲得する以前の原 始的な体制を留めた、いわゆる「無翅昆虫類」の一員であり、内顎口と呼ばれる特徴的な口の形態から、これまでトビムシ目・カマアシムシ目とともに内 顎類を構成するとされてきました。しかしながら、この「内顎類」というグループの妥当性について、近年は再検討の必要性が叫ばれています。同氏はコ ムシ目の内顎口形成やその他の発生形質について、詳細な観察および周辺分類群との比較を行い、内顎口によってまとめられてきた内顎類の妥当性を棄却 するとともに、コムシ目と外顎類(真正昆虫類)との類縁性を示唆するとの極めて重要な研究成果をあげたことによります。







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