筑波大学菅平高原実験センター ホームに戻る
センターの概要 菅平高原の自然と生物 樹木園 研究活動 教育活動 施設利用 リンク
 
 

 ニュース 

最新のニュースに戻る
前のニュースへ | 次のニュースへ ]

サイエンスキャンプDXを開催

2011年8月16-19日

 生物学類が提案した「フィールドに出よう〜夏の菅平高原で生物学を学ぼう〜」が、 独立行政法人科学技術振興機構(JST)サマーサイエンスキャンプDXに採択され、8 月16日〜19日に菅平高原実験センターで開催されました。北は宮城県、西は福岡県の全 国各地から28名の生物好きの小学校児童、中高校生が涼しい菅平高原に集まり、いろいろ なメニューのもと、熱心に自然、生物、生物学を学びました。サイエンスキャンプとは、 実習・実験を主体とした科学技術体験合宿プログラムで、第一線で活躍する研究者などから 直接指導を受けることで、若い世代に科学の面白さを実感してもらおうとするものです。 今回開催された「フィールドに出よう〜夏の菅平高原で生物学を学ぼう〜」には、昨年度 まで生物学類が主催してきたJST「未来の科学者養成講座」の委託事業「BSリーグ− めざそう未来の生物学者!−」の発展プログラム「SSリーグ(Super Science League)」 の受講生も参加しています。

 構内のエクスカーションでは植生遷移を実感しながら、いろいろな動植物、菌類を観 察しました。赤外線センサーカメラではカモシカ、キツネ、ハクビシンなどの姿を捉えるこ とができ、野生動物の息吹を感じました。夜の部の、キャンプ参加生全員による研究発表会 では活発な意見交換が行われました。また、渡辺文雄上田創造館前館長による「星の観察会」 では天文のことをいろいろ学びました。実験室では、昆虫や菌類の標本作製、ショウジョウ バエを材料とした走査型電子顕微鏡観察、透過型電子顕微鏡観察や準薄切片法を学び、また、 遺伝子組換え実験も行いました。

 北村勝朗JSTサイエンスキャンプ分科会委員(東北大学教授)、小林洋JST理数学 習支援部主任調査員、岩崎靖プログラム評価委員(伊那北高等学校教頭)の視察もいただき ました。意見を参考にして、今後も、生物学類、菅平高原実験センターは小学生、中高生な どの若い世代に対する科学教育活動を積極的に推進していきます。


濱健夫生物学類長の開会の挨拶


透過型電子顕微鏡観察


エクスカーション−遷移実感!−


エクスカーション−キノコ観察−


赤外線センサーカメラのスナップ−カモシカ(左)、ハクビシン(右)


大明神の滝の前での記念撮影


昆虫標本作製


渡辺文雄上田創造館前館長による天体についてのお話


キャンプ参加者全員での記念撮影




このページのトップへ