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-植物分類学野外実習・動物分類学野外実習が行われる(筑波大学学生対象)-

2007年7月

 7月16日〜21日、筑波大学の生物学類学生を対象とした実習「植物分類学野外実習」が行われました。担当教員は徳増征二教授、井上勲教授、中山剛講師(いずれも筑波大学生命環境科学研究科構造生物科学専攻)で、10名の学生が受講または参加しました。学生たちは広い構内で様々な種類の植物や菌類等を採集し、実験室に持ち帰って顕微鏡などを用いて詳細に観察しそれらの分類や系統に関する知見を深めていました。また、センターから出て、菅平高原中央部にある菅平湿原の現状を観察したり、標高約2,200メートルの根子岳に登って、冷温帯から亜高山帯へと植生が変化する様子を学んだりしました。

 その翌週の7月23日〜28日には、筑波大学の生物学類学生及び筑波大学大学院構造生物科学専攻学生を対象とした実習「動物分類学野外実習・節足動物学野外実習」が行われました。担当教員は町田龍一郎准教授、八畑謙介講師(いずれも筑波大学生命環境科学研究科構造生物科学専攻)で、受講生は30名でした。昆虫類の概説、採集法、標本作成法の講義の後、センター周辺、センター構内での昆虫採集を行い、持ち帰った昆虫類の同定、標本作製、形態スケッチを熱心に行いました。実習を通して昆虫目の約80%が採集され、これらにセンターで保存されている標本も加え、学生たちは昆虫の全目について詳しく観察しました。これで受講生はどんな昆虫を見ても、「○○目!」と分るようになったはずです。


写真1
構内の大明神の滝前にて

写真2
石をひっくり返したりして
懸命に昆虫を探していました

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