筑波大学山岳科学センター菅平高原実験所 ホームに戻る
実験所の概要 菅平高原の自然と生物 樹木園 研究活動 教育活動 施設利用 リンク

 
 教育活動 

 現在本実験所は、本州中央部の標高約1,300mの高冷地にあるという立地条件に加え、広く多様な実験地、施設・設備を有していることから、 生物科学、地球科学、農学などの自然環境に関連する研究の場として機能しています。自然豊かなフィールドは筑波大学以外の国内外の 大学・研究機関にも開放され、毎年多くの研究者が利用しています。また、実験所の基本的な業務として気象観測も継続的に行われており、 研究の基礎資料として活用されています。この気象データや生物科学に関する資料・専門的知識を地域や社会へ公開することも、本実験所の 重要な活動の一つとなっています。


山岳科学学位プログラム
  日本は山国であり、水・森林・生物などの多くの資源は山岳域に由来しています。防減災の要となるのも山岳域です。 気候変動、生物多様性、防減災などの環境問題を解決していくためには、麓から頂までの山岳環境を持続的・統合的に管理することが 急務です。そこで、筑波大学・信州大学・静岡大学・富山大学・山梨大学をはじめ関連機関等が山岳科学の修士課程を協力して 実施する、山岳科学学位プログラムの準備に入っています。この学位プログラムの準備のための文科省の特別研究教育経費が 平成27年度に筑波大学に措置されており、平成28年度に実施機関全体でカリキュラム作成を行うこと、平成29年度にプログラムを 開始することを目指しています。

   山岳環境を舞台に、地球圏-生物圏-人間圏の変化に適応して、気候変動、生物多様性保全、自然災害、生物多様性危機、 自然資源劣化、地域再生などの課題を解決できる、裾野の広い基礎的知識と高度かつ先端的な専門知識・技能を持つ人材を育成する ことが山岳科学学位プログラムの目的です。

  中部山岳地域を日本海から太平洋まで縦断できる、参加機関が持つ山岳フィールドで、地球・生物・人間社会についての 幅広い教育を行います。